カノンにミロ……我が弟子たちに一体何をしてくれたのだろうか……。
わたしがお願いしたかったのは、もう少しなんというか、微笑ましい感じのアレだったのだが、お前達との水族館デートから帰ってきて以来やけに様子がおかしいのはどういうことなのだろうか。
アイザックは何やら一人で「くそっカノンの奴、ちょっと大人だからって」と壁を蹴っているし、氷河は氷河でアイザックの指がほんの少し肩に触れただけで真っ赤になって逃げるようになってしまってギクシャクしていることこの上なく、わたしも非常に居たたまれないのだが。
まさかと思うが、本来の目的を忘れて二人だけの世界を作ったのではなかろうな。
２８歳と？２０歳が？１４歳の前で？うっかり？限度を超えたラブラブファイアーに？
……ミロ、目を逸らすのは肯定したということだがそれでいいのか。ちなみに逆切れも肯定だ。
カノン、笑っていないで恋人の操縦くらいしてみせるがいい。
……だからミロ、逃げるのは肯定したも……聞いていないな、あれではもう。